ホンダ系のミニ縦型エンジンを搭載したダートバイクの
エンジンがかかりにくいという事で、整備のご依頼です。
まずは、現状確認という事で、普通に始動を試みましたが
ウンともスンとも言いませんので、プラグを外して
燃料が来て居るのかを確認。うっすらですが、ちゃんと
燃料は来ているようだし、プラグに火も飛んでいる事も
確認できました。
キャブレターも、オーバーフロー気味との事で、
なにはともあれ、一旦キレイに掃除して組み直してみる事に。
分解時に、現状のセット状態を記録しておきます。
キャブを開けた際に、「おぉコレが不調の原因ですねぇ」
というよな箇所が有る事を期待しましたが、残念ながら
それっぺー箇所を見て取る事は出来ませんでした。
でも、エアの通路が激詰まりとか、スロー系の燃料吐出口が
埋まっているとか、そんな事があるカモ知れませんので、
念入りにお掃除。
てな事で、お掃除を済ませた部品をババーっと組み立て。
新品のシールやフロートバルブ等もご用意頂いておりまいたが、
なにはともあれ、お預かり状態からキャブの掃除を済ませて
どう変わるのかを確認すべく、そのままのセットで組みました。
で、早速車体に組み付け、燃料を落として、エンジン始動を
試みました。
ハイ、ウンともスンとも言いません。
普通、ここで何かしらリアクションが有るモンなんですけどぉ(笑)
プラグを確認してみますが、うっすら燃料っぺー感じは
してますが、始動時としては足りないんでないかい？
っていう印象は変わらず。
試しに、プラグホールから燃料を垂らしてから始動を
試みましたが、何の変化もありませんでした。
いろいろ操作の条件変えて、キック蹴りまくりましたが、
バフっとも、キックアームに反動も一切ありません(笑)
ここまで何も無いと、イロイロ余計な事考え初めてしまいます。
ってか、ここまで何も無いのも珍しい！(笑)
では、点火のタイミングを確認しようと
カバーを開けてみると、見た事ないような
カッチョ良い部品が組み込まれていました。
が、ピストンの位置に対して、点火のタイミングが
どうなっているのか、確認の仕方が良く判りません(笑)
なんか記号とか線とか入ってそうなモンなんですけど
見つけられませんでした。
なにはともあれ、相対的に点火のタイミングを変化させる事は
できるようなので、現状をマーキングだけして点火タイミングを
目一杯遅らせて始動を試みました。が、結果は同じ。
何か勘違いがあるのカモと、逆方向にも目一杯点火タイミングを
変更してみましたが、変化はありませんでした。
ムッキー！
ここまで何も無いと、超ビックな勘違いがあるような気がするので、
とりあえず、心身共にリセットしたいと思います。
まだまだ続く！