
シールヘッドが動かないセローのリアショックとの戦い、
負けました!(笑)


3日戦ってみましたが、何やっても動く気配が無し。
実際は、ビミョ~に沈み込ませられたのですが、
クリップが外せる程動かせたとしても、今度は抜けなければ
意味が無く、この調子では引き抜ける気がしないので、
壊してしまう前に分解を諦めました。
まー、戦略的撤退と言っておきましょう!(笑)
てな事で、組み立て準備。
シリンダ側からオイルを入れながら組み立てるという事が
出来ない状況となり、エア抜きが大変面倒な事になりそうなので、
リアザーバータンクのバンジョーボルトを加工して、
サービスホールを追加してみました。

で、出来る範囲で掃除&給油を行い、ばばば~っと組みたてて、
イザオイル充填。今回は真空ポンプを使ってみました。
どのくらい引っ張るとエアを吸い込んでしまうのかを、ゲージを
付けて確認してから作業開始。案外吸い込まない事が判明し、
かなり遠慮無く負圧をかけて作業しました。

えー、割と最近になって真空ポンプを使うようになりましたが、
万能ではないみたいで、やっぱり昔ながらの手法も混ぜながらの
作業でないとチョッキリとはエアが抜けないみたいです。
(もしかしたら、超絶真空まで引けて、一発で内部の空間に
オイルを満たせる事ができれば、瞬殺で終わらせられるのカモですが
ウチの設備では上手く行った試しナシ!(笑))
いくら負圧にしても、噛んでしまった袋小路の先に居るエアは
体積が増えるだけで外には出て来ないヤツも居るっぺー雰囲気。
やっぱり重力には逆らえないんですねぇ。
てな事で、今ココにエアが居るので、アッチに向ければ出口の方へ
誘導できてぇ~、って妄想しながらアッチ向けたりコッチ向けたり
って作業を入れながら作業しております。


とは言え、ポンプ使わずに作業するより圧倒的に時間はかからず
エア抜き作業を終える事ができます。
リザーバータンクの油面を調整して、最後の最後、サービスホールに
エアを入れないようにプラグをすれば、オイル充填作業完了。

窒素ガスを入れて、ダンピングアジャスターを動かしながら
動作を確認して、スプリングを組み込めば作業完了です。
と、言っても、肝心のバンプラバーを組み込む事は出来て
ないんですけどねぇ(汗)
ソコは、オーナーさんと相談して、どうせ公道で走らせて
限りは、なかなかバンプラバーをド突くなんて事はなかなか
無いので、良いでしょー、っていう事にしてしまいました。

で、車体を組み立てて、早速試運転に出てみました。
バンプラバーを組み込めませんでしたが、リアショックは
圧倒的に良い仕事するようになりまして、ちょっと救われた
感じがしました(笑)
同時に作業したキャブレターの方も、なかなか良い感じで
もう一回だけ調整させてもらえれば、納得な仕上がりに
なるんでないかと思います。週末にチョイチョイっと作業予定。
てな事で、一応コレにて不動セローの整備、完了と致します。
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>