
リアショックのリバウンドアジャスターの
ニードルを動かしている部品のネジが壊れてしまった
アンダーブラケットの修理、やっとこ完了。

まずは、作業対象物をフライスにセットです。
ネジ穴の垂直と中心をダイヤルゲージで拾います。
チャンキングに当り、お手軽に押さえると、ツールホルダーと
クランプがぶつかってしまうので、スペースを確保が大問題。
どうやってブツを押さえるべきか、なかなかに苦労しました。
何言っているか判らんと思いますが(笑)




もう手に入らない部品なので、加工は大変キンチョー(笑)
夢に出て来ちゃうくらい怖かったですが、引き受けてしまった
ものは仕方ないで、度胸一発加工開始です。
まずは、ネジが上がってしまった雌ねじ部分をくり抜きます。
ほじくる穴の深さは部品の形状から事前に測りにくかったので、
目視で良い感じなところまで掘って、クイルを送った量を見て
深さを確認。

ブラケット本体に掘った穴の量が決まったら、それに
合わせて、新たにネジを切って埋め込む部品を作製。


部品を打ち込む為の工具も作製。



準備が整ったところで、度胸一発圧入です。
この部品の圧入代を決めるのに、実験を繰り返して
苦労しました。圧入代が小さいと、ネジを締め込んだ際に
押し込んだ部品が浮いてきちゃうと、キツすぎると
途中で止まったり、押し込む部品が変形したり。
考え出すと怖い事ばかり。
多分、大丈夫!(笑)

壊れた部品をいろいろ観察しまして、なるべく壊れにくく
なるように、今回は雌ねじを長めになるように部品を
作りました。
雌ねじが長くなった分、プッシュロッドが通る通路を
塞ぐので、その分を削り取って全ての作業完了。
さて、コレで上手く行くのか、後はリアショックを
組み上げてもらってからのお楽しみ。
万が一、心配している圧入した部品が抜けて来ちゃった
場合は、次なる案もあるのですが、少々大規模な
作業になるので、できればコレでどうにか
収まって欲しい限り。
多分、Youやっちゃいな!の一言を頂ければ
かなりな無茶はやってのけられると思いますが、
時間の費用もかなり掛かります。
それでも!とう案件ございましたら、是非。
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

