
ホンダのVTR1000F、オーナーさんの3本スポークホイルを
5本スポークにしたいという若かりし頃からの野望を果たすべく、
車両をお預かり。




交換用のホイルは、最近作業させて頂いておりました
High Point製のアルミホイルです。
まずはリアホイルから作業開始。
既存のリアホイルからタイヤとブレーキディスクを
新しく組むホイルに組み替えます。



外した部品を組み込む為に、座面の錆びや汚れを除去。
見た目も綺麗になるように磨きます。


ブレーキディスクとタイヤを外したところで、
新旧ホイルが同じ条件になったので、ちょっと
重量を確認してみました。
ナルホド、かなり軽くなりますなぁ。


マサカの60g!
古いホイルから持ち越しの部品を新しく組むホイルに
組み込み終えたところ、ホイルバランスを確認。
さぞ小さいんだろうなぁ、と思っていたら、なんと
60gと割りと大きめな数字が出てしまいました。
ウソ~んって思いが大きく、せっかくかなり軽くなるのに、
わざわざ60gも余計な(?)荷物を載せる事はあるめぇ!

24gナリ




ここまで来たら遊んでやるぜぇ~って事で、
「赤松孝式タイヤ組み込み方」(ローカルネタで済みません)にて
貼り付けるウエイトを最小限にしてみる事にしました。
まずはホイル単体でアンバランスを0にします。
ちなみに、ホイル単体でのアンバランス量は24gで、
エアバルブ部分と一致しているので、モロにエアバルブ分の
アンバランスという事になりそうです。
つまり、ホイル自体は恐ろしく均一な肉厚で加工されている
って事なんでしょうねぇ。スゴいなぁ。

30gナリ

次に、タイヤをホイルに組み込んでアンバランスを確認。
これで、タイヤ自体の一番重部分が判るので、一旦ビードを落として
ホイルの一番軽い部分とホイルの一番重たい部分を一致させて
ビードを上げれば、貼り付けるウエイトを最小限にできる、という訳です。
バカですねぇ(笑)

10gナリ

0gナリ!
てな事で、最終的に貼り付けたウエイトは10gとなりまして、
奇跡的にアンバランス量は0gにする事ができました♡


で、車体にホイルを組み込みます。
ベアリングも交換してあるので、チェーンやブレーキの抵抗を
受けないように仮組して、アクスルシャフトを締め付けた時に
軽くホイルが回るかを確認。
大丈夫そうなので、本組みしてリアホイルの作業完了。


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