09 HUSABERG スピードメーター修理

↑修理ちうの図

2009年モデルのフサベル FE450に組まれている
スピードメーターの修理です。

 

↑メーター分解の図

メーターに付属しているスイッチを押しても反応しないため、
正常な操作ができない状態になっちゃってます。
このメーターでは、割りとメジャーなトラブルだと思うのですが、
まー、ODOメーターは表示されるので、普段からメーターなんぞ
見てねぇって人達にとっては、あまり問題は無いようで、
故障してそのままお使いの方、多いッス(笑)

しかしながら、このメーター、なかなか多機能で、せっかくの性能を
無駄にする事ぁ無ぇべやって事で、修理です。

分解してみると、基板に表面実装されたタクトスイッチがありまして
そいつの接触不良が原因のようです。
タクトスイッチを交換したいところですが、近隣部品との隙間が
小さく、基板表面の電極まで半田ごての先っちょが届き難く、
やるなら周辺部品を一度外して作業に当たるべきでしょう、という
専門家のアドバイスを頂きました。周辺部品を外すにも、足の数が超多い
上に、みな表面実装の部品の為、外すのもなかなか難儀するぜぇ
というお話も。

 

↑外した部品の図
↑皮膜でできちゃった電極の図

ってな事で、タクトスイッチの不具合は、多分電極の接触不良であろうと
いう事は容易に想像できたので、自分に出来そうな事は、
スイッチ自体を分解して、電極を物理的に磨くくらいしか無さそうです。

スイッチは、フタになっているプレート四隅の穴を、樹脂製ボディーから
生えている足が貫通して、飛び出した部分を溶かして固定してあるよう
だったので、全部カッ飛ばしてこじ開けてしまいました。

想像どおり、電極の表面いは被膜が出来てしまっていて、
導通不良になっていたようです。

 

↑スイッチ修理完了~の図

目の機能が衰えたオッサンには、ひどくツライ、棘の道となりましたが、
レンズの力を借りて、どうにか電極を磨いて、グリースを塗って、
部品を元通りに戻して、フタを接着して作業完了。

ちなみに、スイッチは6mm角で、老眼鏡と拡大鏡をダブルで使わないと
全く見えませんし、ピンセットと竹串が無いと何も出来ませんでした(笑)
スイッチ3個を作業するのに、何時間かかったのでしょう?
良く判りません(爆)

 

↑復活!の図

てな事で、接着剤が乾いたトコロで、組み立て。
電池を入れてボタンを押してみると、見事ちゃんと動くようになりました。

ちなみに、こちらのメーター、ハンドルバーに着けられるリモコンスイッチが
KTM純正パーツで取れまして、そちらを組めば、わざわざこんな事しなくても
操作はできるようになります。
そもそも、このメーター自体、3万円チョイで購入できるようなので、
作業でやらかして使えなくリスクや手間暇考えると、買っちまった方が
安いパターンの典型でございます。
好きで自分で作業するなら別カモですが。
(基板を出すだけでも、結構大変だと思いますケドねぇ~(笑))

ダメ元でも良ければ、同様の作業、お受け致します。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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