ご注文工具完成

↑差し込み口溶接完了~の図

引き続き、ここ数日作業しております、ご注文頂きました
工具の作製作業です。

 

↑引き抜きちうの図

昨日の作業で華麗に失敗した、ハンドプレスの押し棒の
先っちょに押し工具をスポッと嵌める為の差し込み口の
作製作業から再開。

今回は、0.3mmと0.2mmのシックネスゲージを
2面に挟んで部材を溶接してみたのですが、ヤヴァイくらい
ガッチガチに締まって、押し棒から抜けなくなって
しまいました(笑)
仕方ないので、油圧プレスでおしてどうにか抜けた感じ。
もしかして、嵌まらないくらい狭くなってしまったかと
心配しまたが、ちょっと余裕があるくらいでした。
挟むシックネスゲージは0.1mmくらいでも良さそうです。

 

↑合体完了~の図

完成した差し込み部分を、押し工具本体に溶接。
押し工具には、プレスの押し棒の軸に対して斜めに押す力が
発生するような使い方を想定しているので、差し込み口の
とば口部分か割れて来ると思われるので、補強に溶棒を盛り盛りに
しておきました。

 

↑押し工具完成~の図

押し込み部分をベースプレートからオフセットさせる為の
ボルトを取付け、4点均一に品物に当たり始めるように
飛び出しップリを調整して、押し工具完成です。

 

↑ハンドプレスレバー位置調整ちうの図

最後に、実際に全て組み合わせ、工具と品物が当たり
始めた時にハンドプレスのレバーが力をかけやすい
位置にくるように、ギアと押し棒の組み合わせ位置を調整。
ついでに、押し棒のガタの調整も行ってみました。

 

↑一本だけ残っているバージョンの図
↑テストちうのず

えー、今回は、上の写真のように、フィンに一本だけ
ボルトが残ってしまっている物でも、ズッコケずに
押せる機能を持たせる事がメダマでありまして、
早速意地悪条件でテストしてみましたが、
何事も無く作業できる事が確認できました。

あー、エガッタ。

  

↑使用イメージの図

さらに、アルミのフィンのベース面のオフセットが
品物によっては結構深いものもあり、それらにも
対応できるように、押し部分の飛び出し量も調整可能な
構造としてみました。

 

↑先日作った工具装着の図
↑今回作った工具装着の図
↑記念撮影の図

てな事で、多分お客様から頂いた機能は満たせる
仕様で作れたと思います。
こういうの作っていると、我ながら凹むくら
時間を使ってしまっているのが常で、世の中で
売っている不思議な工具類がそれなりなお値段に
なっているのは、こういう理由なんだろうなぁ、
と妙に納得するデスねぇ。

あー、今回も面白かったです。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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