キックスターターのアームを支えている
シャフトの加工をご依頼頂きました。
何かのエンジンに、何かのエンジン用のキックアームを
組めるようにしているようです。詳細は不明です(笑)
シャフトには、ストッパー用の足が出ていて、
普通にはスクロールチャックに収まってくれず
どうしたモンか考えてましたが、ちっと不安定ながらも
案外あっさりチャッキングできました。
お客様が、ドリルの歯が立つのか、試しに開けてみたという
穴が、ナニゲにパイロット穴っぽくなってしまい、
センタードリルで掘ったテーパーが終わる頃から
ドリルの歯が振れてしまい、さて困まりました。
仕上がりが6.5mmのところ、パイロットホールっtぽく
なっちゃった穴は3mmくらい? 5mmのエンドミルがあったので
そーとそーっと3mmの穴が消えるまで掘り続けて一件落着。
何事も最初が肝心って事っすね(笑)
無事、真っ直ぐネジ穴が掘れました♡
その後、指定の長さまで、シャフトの端面を切削。
結構なムリクリチャッキングなので、ズレてしまわない
ように、ちょっとずつ、そーっとそーっと加工。
急いで、歯の送る量を多めに取って、ぶっ飛ばすと、
リカバーには、じれったくそーっと削っている数倍の
時間がかかりますからね。
そして、キックアームベース部分に、固定用のワッシャーを
3点くらいで止めて欲しいというご依頼内容。
全体を仮組して、位置決めして、溶接実行。
てな事で、ご依頼の作業、全て完了。(のハズ)
しかし、シャフトのスプラインに合うキックアームなんぞ
見つけられるものです。
毎度思いますが、旧車マニアの皆さまの嗅覚には恐れ入るばかり。
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>