長々とやっております、ホンダVTR1000Fのエンジン整備です。
先日仮組して、バルブクリアランス調整用のシムの
選定まで終えておりましたが、ようやっと本組み。
シムを入れ替え後は、自信満々にカムチェーンも
ちゃんとスプロケットに掛けて組立しまして、
ちょっとドキドキしながら仕上がりのクリアランスを
確認しましたが、計算通りの数値となりました。
あー、算数間違えてなくて良かった!
後ろバンクの作業が終わったところで、クランクを回して
前バンクの圧縮上死点位置へ変更。前バンク側のカムの
タイミングがズレてしまっていないかを確認します。
左のラジエターを外して、オイルクーラーをずらし、
ヘッドのカバーを外しすと、カムのスプロケットが
正規の位置でチェーンにかかっているか否かを
確認出来る状態になります。
幸い、前バンクのタイミングはズレておりませんでした♪
カムのタイミングに問題無い事は確認できましたが、
そのままパカッとフタをする訳にはいかず、
ここから延々とお掃除が始まります(笑)
ヘッドカバーの外側のはモチロンですが、シールのゴムや
ヘッド&カバーの座面にこびり付いている、古いシール剤や
異物を綺麗に取り除かねばなりません。
ヘッドはエンジン本体に組んだままなので、ゴミが内部に
落ち込まないように、ウエスでカバー&掃除機で吸い込み
作戦で作業を進めます。こういう手間考えると、全部分解して
組立直す方が効率良いんでないかと思っちゃいますが、
何を持ってして高効率とするかにもよるので、何ともですなぁ(笑)
てな事で、前バンクを復元すれば、エンジンの作業は
完了です。あとは外した部品を組み立てて行きます。
現在、ラジエター、キャブレター、エアクリーナーボックス
まで組立完了。後はマフラーとタンクの組めば復元完了。
この後、ヘッドを外している間に、ウォータージャケットに
細かいゴミが落ち込んでしまていると思われる為、
冷却水の水路に大量の水を通して掃除を行ってから、
クーラントを充填します。
もちっと作業はつづきます。