昨日に引き続き、クラッチバスケットへの軽量化という
イタズラ作業ちうであります。
てな事で、一応バランサーで回転させてアンバランスを確認
してみましたが、見事0という結果でした。
その後、元の重さを量って、作業開始。
今回はフライス盤にサーキュラーテーブルをセットして
その上で回しながら加工して行きます。
どんな感じに穴を開けて行こうかと悩みましたが、
運動エネルギーを減らすのが目的ですので、なるべく外周付近の
肉を細かい穴を沢山開けて削ってやろう、という方針で。
その方が強度的にも有利だし。
開ける穴の中心付近に、段差があったので、前もってエンドミルで
座を削ってから穴開けスタート。
3つめまで削って、変な事しちゃってる悪寒がバリバリに。
なんか穴の開けっぷり感が全部違います(汗)
そうです。アルミ製のバスケットの裏側に隠れて見えないギアは、
穴の開いてないツルンとした物である、という勝手な前提の元に
作業を始めちゃったのですが、そうでもないようです(爆)。
が、ここまで来ちゃったら、後戻りも出来ないので、
とりあえず予定した12個の穴を全部開けました(笑)。
この時点で、お客様に報告と相談。
「壊しちゃっても良いYo。Youやっちゃっいな!」
という、心強いお言葉を頂き、作業続行♡
ビビりながら削って行きますと、なんとなくギアの形が
判ってきました。どうやら、すくなくとも8個の穴が
開いており、内4個に樹脂の部品の介してリベットで
ギアとバスケットのアルミ部品が結合されている構造のようです。
結果的には、これ以上ギア本体を軽量化する事は
難しそうで、アルミ製のバスケットを少々削り取るに
とどめることにしました。
えー、結果としましては、28.5g程度の3.5%弱軽量化にとどまりました。
加工によるアンバランスは発生しなかったようです。
削り取った部位は、回転部品の外周側ですから、見た目の重量差よりは
効果は有るのではないかと、信じたいと思います。
だって、ホラ、12インチの軽自動車のホイルだって、30gずれていれば
ハンドルもガタガタする事だってあるですから、そのくらいの
エネルギーはそぎ落とせた~、って事で!
てな事で、お客様に結果を報告。
とりあえず、今回はここまでで作業を切り上げ
様子を見ようという事になりました。
あー、かなり面白い作業でした。
続きが出来るならば、アレをどうこうとか、かなり
妄想膨らみますよねぇ~♪
てな事で、皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>