ホンダ リトルカブの前後タイヤ交換と、サイレンサーの
吊り金物作製のご依頼です。
なんか、久しぶりにドリブンスプロケットが残るタイプ
カブのホイルを外した気がします。
小僧の頃は、コレの構造が良く理解できずに、
スッタモンダしたのを思い出します。今にして思うと
やる気が無いだけの、ただのバカですね(爆)
結構画期的な構造だと思うのですが、果たしてコレが
使い勝手が良いのかどうかは、チト疑問に思わん事も無いッス。
てな事で、まずはタイヤ交換から。
交換する為のタイヤとチューブは持ち込みで、
昨日の内にお客さんがクルマで持って来て下さっておりました。
タイヤを剥いてみると、リムの内側サビサビ。
ワイヤーブラシでゴシゴシして落としてから、
油が染みこんだウエスでさらにゴシゴシして、
出来ましたら、コレ以上錆びないで下さいとお願いしておきました。
リアは、既に誰かが同じような事をしてあったようで、
錆びてはいましたが、錆びが広がっているような事は無さそうでした。
リアのスポークが一本だけ激緩みで、曲がっていたので、
少々手直し。もしかしたら、折れちゃったのを一本だけ
交換するのに、少々曲げて組んだのかなぁ。
良くワカランですが、できるだけの事はしておきました。
お次はサイレンサーの取り付け具合の是正。
マフラーは、エキゾースマニホールドにフランジで
パイプが組んであり、その後は、サイレンサーの先っちょ辺りを
タイラップで吊っているだけになっているので、
その辺りをできればなんとかしたい、というご依頼内容。
リアショックのマウント部分は、何かと挟まっていて
余裕が無い場合が多いので、まずはそこのネジにステーを
噛ませるだけの余裕があるかを確認。
ダメそうだったら、そのままで良いよーっていう
お話だったのですが、ダメそうで無いので、
ステー作製作業決行が決定。ががーん(笑)
さて、どうやって吊ればよいのか、良い案はサッパリ
浮かびませんが、何か空中を飛ばすにしても、
とりあえずスタート地点とゴール地点を決めぬ事には、
って事で、あまり深くは考えずに、適当に部品作製。
当初は、良くあるタイプな、棒がのたくっているヤツを
イメージしていたのですが、サイレンサー側に点けた板が
なんかそのままスタート地点まで届いてしまいそうに
思えて来たので、その方向で進める事に決定。
で、お約束的な、角度付きの部品加工アルアルな失敗をやらかす。
水平面に対して53度傾けて組み付けるように
したかったんですけど、加工の段取り間違えて、
37度にしちゃった系。
逆なら、まだ取り返しが付いたんですけど、今回は
欲しい角度を過ぎて切り過ぎちゃっているので、
もう一個作り直しです(笑)
てな事で、正規の角度で切り直した部品を
あてがってみる。
うむ、ヨサゲ。
あてがってみると、なんかなーって感じなので、
少々肉抜きして表情を付けてみる。
払拭布ディスクで磨きまくって、合体準備完了。
で、溶接。
溶接したばっかりで軟らかいので、ガッツリは締め込めませんが、
とりあえず、ボルトナット通すくらいで仮組。
うむ、良い位置に納まるようなステーの寸法になりました。
明日になったら、かなり固まると思うので、
そしたら本組みして作業完了です。