エキゾーストパイプにO2センサーを取り付けたい
というご依頼です。
えー、キャブレター仕様用の抜けの良いエキゾーストパイプに
STDパイプとほぼ同じ位置にO2センサーを取り付けたい
という事のようです。
テープで「この辺り」って感じのマークと、STDパイプを見ながら
良きに計らう系な作業。
この手の作業、基本出たこと勝負です。
手持ちの材料と、手持ちの道具と、どうしても押さえなければ
いけない条件を並べて、適当にGO!です。
てな事で、まずは部品作りから。
O2センサーの受け部分を作ります。
今回は、パイプ内に少々突起物が出ちゃっても良いと言う事で、
パイプとの合わせ面はパイプ表面に合わせて加工はせず、
ただ穴に差し込むだけのイメージで良いので、楽ちんです。
とはいうもの、端面は面を取って抵抗は減らし、必要最低限の
飛び出しップリで合わます。
次に、エキゾーストパイプに穴を開けます。
メッキがかかっていて、表面だけ硬いと思われ、
刃物が傷んでイヤだなぁ~と思いつつも、後々の作業と
仕上がり具合を考えると仕方あるめぇって事で、
エンドミルでチョッキリ穴加工。
エンドミルで加工すると、ほぼほぼ刃物径どおりに穴が開くので
合わせる部品もその辺りを狙って作っておけば、ほぼ何も考えずに
超チョッキリな嵌合になり、角度の調整もほぼ不要。
更に、溶接時も隙間を埋める必要がなくなるので割と楽に
作業できて、一石二鳥。
が、既に老眼は進み、この手のモノと目の距離が一定でなくなる
溶接作業時には3種類のメガネを使い分けないと
モノが見えない悲劇が繰り広げられたのでありました。
てな事で、無事、作業完了~。
皆さまからのご用命をお待ちしております。
<(_ _)>