Dnieper MT10のキャブレター交換です。
オーナーさんが、旧ソ連邦のどこかの国からお取り寄せした
部品を沢山預かっており、その中にキャブレターが丸ごと入って
いた訳でございます。
サラッと、「新品キャブレターに交換」っていうと
ポン付けで交換できて、無調整で走るイメージなんだと
思いますけど、実際はそうでなくて、
まずは始動させるまでが一勝負。その後、普通に走るように
するには、膨大な量の作業が待っている訳です。
元より、キャブレター自体が違う製品だし、
キャブレター本体の長さからして全然違うし(笑)。
当然、標準セッティングなんて、気の利いた情報はありません。
(そもそも、マトモなキャブでも、標準セッティングで
調子良くは動かない事の方が多いと思いますが...)
で、案の定、エンジンかかりません。
っていうか、右側のキャブレターに燃料が落ちて
行かない模様。フロート室に燃料が来ない(笑)
試しに、右のプラグ抜いて左だけ単気筒な
なんちゃってスーパーモノ仕様(爆)にしたら
かろうじて始動はしたけど、スロットルを
ガバガバ開けてようやっと回るって感じ。
そもそも、エンジンを分解する前に、
見知らぬキャブレターでエンジンが始動する事を
確認したいだけなんだけど、いきなりレベル高けぇ感じ。
うむ、先は長そうだ。