ホンダ VT400S エンジン不動修理

↑スロットルグリップ取り外しちうの図
ワイヤー緩めるのに大事になった

走行中にいきなりエンジンが止まってしまった
という、HONDA VT400S修理のご依頼です。

 

↑トラブルシュートちうの図

突如、オイルのランプが点いてエンジンが止まったという
お話だったので、最悪の事態を想像しましたが、エンジンオイルは
規定量入ってました。

さー、原因はなんでしょう?

って事で、片っ端から原因になりそうな箇所を確認。
まずは、キーをONにしても、燃料ポンプが回りませんし、
セルフスターターも回りません。
キルスイッチもパタパタしても反応ナシ。
サイドスタンドもパタパタしても反応ナシ。
オーナーさんにお話を聞くと、大雨の日など、ウインカーの点灯が
おかしくなる事もあるとの事。うーむ、ECUとかの制御系も
怪しいのか?

エラーコードの簡易読み取り方法をインターネットで調べましたが
上手く見つけられなかったので、とりあえず電気周りを重点的に点検。
バッテリーの電極から遡りはじめて、ヒューズの確認、スターターモーターの
リレーと小突きまわし、電極をジャンプさせてモーターの回転を確認。

あうーん、やっぱり、なんか難しいヤツが壊れた~?
まー、その前に、もう少し単純なサイドスタンドのスイッチが
死亡してないか確認しとくぅ~?
って、何の気なしにONになっているキルスイッチに親指のっけたら、
突如燃料ポンプ作動♡ おぉ~♪

どうやら、キルスイッチの接点不良で、普通にONの位置では
回路が開いちゃってますが、ビミョーに動かすと閉じたみたいです。
よもやの、ぱっと見判らない単純系トラブルかも。

 

↑犯人?の図
↑電極板確認ちうの図

てな事で、キルスイッチの接点不良である事を祈りつつ、
スイッチ分解。

が、スロットルグリップを外さないとスイッチが出てこず、
グリップを外す為には、アクセルワイヤーを緩める必要があり、
緩められるのはスロットルボディー側。スロットルボディーに
アクセスるには、燃料タンクを浮かせてエアクリーナーボックスと
外す必要アリ、というムキー循環発生(笑)

程なくして、やっとこスイッチが出てくる。
スイッチを分解すると、電極が黒ずんでました。

 

↑電極磨いたの図
↑スイッチのノブ組み立てちうの図

きっと酸化皮膜でもできちゃって、電気抵抗が増えて
しまったのでありましょう。コシコシ電極面を磨いてで
グリスを塗って組み直し。

スイッチのノブ部分も、位置決め用のタマタマとそのスプリングを
キレイに掃除して、新しいグリスを塗って組み直し。

 

↑動作確認ちうの図
見事復活♡

で、早速確認。
キーをONにして、キルスイッチをON-OFFすると、
ちゃんと燃料ポンプやセルフスターターも反応します♪

断言出来ませんが、きっとコレが原因でありましょう。
しばし、コレで様子を見てもらって、ダメならまた
キルスイッチから下流側へ原因探しの旅を再開する事に
致しましょう。

てな事で、この度はコレにて一件落着!(って事にしてもらった)
毎日通勤に使っている車との事で、マッハで作業を
終えられてエガッタx2。

他店で購入された車両も喜んで作業お引き受け。
専門店でないので、サクッと上手く行かない事も多々あると
思いますが、その辺りは笑って許して下さいマセ。
(許せぬようであれば、正規ディーラーさんへお願い致します)
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

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