まったくイマドキな感じで無い、爆音なサイレンサーに
詰め物を入れてみます。
なかなか音はやっかいな物で、好きな人には気にならなくても
嫌いな人には超気になる。コレで完璧!は無いんですけど
なるべく、万人の気を逆なでしないしない方向にしておくのが
吉でありましょう。
てな訳で、今回は、ルックスは捨て置け無いが、性能は二次ぎで
堂々と普段使いできる排気音をってご要望で、サイレンサーのオケツに
詰め物を作って対応してみたいと思います。
イロイロ案は有って、サイレンサーの中にサイレンサーを
仕込んでみようと思い、素材や形状、構造をずーっと考えておりました。
昔作った、爆音サイレンサーの先に付けるサイレンサーが
出て来たので、ムリクリ押しつけて試してみましたが、
音はそこそこ消えるものの、蓄熱量が凄くて、ちっと心配になります。
重量もソコソコになるので、サイレンサー本体のステーもちと心配。
てな事で、まずは複雑な構造にする前に、サラッと細い筒だけ
入れてみると、どの程度な感じになるかを確認すべく、
内径12mm弱のパイプを仕込んでみます。この手の部品は
軽いが正義だと思うし。
ウッカリ上手く行っちゃったら、本採用できるように作ってみます。
まずは、3mmの板を切り出し、円盤を作製。
サイレンサーのとば口には、元々スパークアレスターの網を挟み込む為の
段差が掘られていて、そこにピッタリはまるように円盤の外周部の
厚みを加工。
で、パイプを切り出し、飛び出す部分だけ機械加工。
加工したパイプ外径に合わせて、先に作った円盤のセンターを
加工して、ピッタリとはまるようにしてみました。
コレで、溶接が超楽チンになるハズ。
で、内側になる方だけ溶接。
表側まで溶け込まないように、そーっと熱をかけて盛ってみました。
そして、溶接用の老眼鏡は、ついに+4.5を使わないとダメで、
もっと細かいところを見たいとなると、拡大鏡かさらに度が濃いヤツを
用意しないとダメくせぇ。あー、オレの目、面倒くせぇ。
てな事で、品物が冷めてきたら、早速装着。
気持ち良くピッタリはまりますなぁ(笑)
元々のとば口も取り付けて、早速エンジン始動。
やっぱりシュピシュピ系の高い音が含まれてしまいますが、
低音は見事に抑えられました。
後は、実際に走らせてみて、どんな感じかを確認したいと思います。
スロットルを閉じるとパリパリした感じの音が出るかもしれないなぁ。
ってか、それ以前にカブってちゃってマトモに走らないかもなぁ。
ともあれ、実験!
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