昨日シールドガスが無くなって、中断しておりました
トップブリッジの溶接作業、再開。
欠けた断面に「す」が入っていて、かなりイヤな予感は
あったのですが、悪寒的ちう。
「す」ゾーンに突入すると、プクプクと何かが沸き上がって
ブローホール的なヤツが出来まくります。
沸いては削りを繰り返しまくり、いよいよココロも折れ始め、
泣きが入ったトコロで作戦変更。
クリーニング幅を激狭くして、なるべく余計なトコロを
溶かさないようにやってましたが、地雷のようにそこら中
沸き上がって、どんどんダメなトコロを増やしてまいました。
もうこうなれば、問答無用でぶっ放す方針に転換。
クリーニング幅も広めに取って、電流ビシバシ。
プクプク沸くのも、ガンガン溶かして力でねじ伏せる感じ。
おかげで、溶かした面積はえらく広くなってしまいました。
やれるだけの事はやりました。仕方ない。
そんな訳で、どうにかこうにか溶接完了。
今回は、トーチが入らずかなり厳しい箇所の作業でした。
盛り上げちゃった部分は、オーナーさんご自身で削るという
事なので、ワタクシのパートはここまででございます。
今回のような案件は、本来溶接で対応というのはお勧めできず、
トップブリッジごと新造してしまう方が効率良いかと思われます。
が、ステムとフォークが平行でなく、量軸間のオフセット量を
どうやって決めて良いか判りませんのでそうも行きません。
なかなか手に入らない部品という事なので、溶接案は致し方ない
感じでした。
あとは乗ったら、また直ぐに割れる、という事が無い事を祈る
ばかりでございます。
どうしようもない場合は、ご相談下さい。
やれる範囲でがんばりまーす。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>