ご依頼頂きました、工具作製作業の続きです。
旋盤仕事の続きです。
中央に、胴の径が5mmのピンがチョッキリ通せるように
穴開けます。ピンのお尻がフランジ状になっているので、
ソレこれまたチョッキリ収まるように座グリます。
お次は、フライス盤での作業へと進行。
旋盤でフランジ状に加工した部品の面に、磁石を
4個埋め込みます。
磁石の面が、フランジの面より、ビミョーに凹んでいるの
感じが目標です。磁石の外径が8mm弱だったので、
φ8のエンドミルで5/100オーバーの深さで穴掘り。
磁石は、超強力なヤツで、穴にはめ込んでしまったら、おそらく
取り外すのは困難と思われ、試着も出来ず、果たしてエンドミル任せの
外径で上手くハマるのかドキドキです(笑)
てな事で、4箇所穴をというか溝というか、磁石がハマるスペースを
加工しまして、軽く面取り。このまま磁石を嵌めてしまえば、
磁石と本体が剥がれる事は無いと思われますが、一応接着剤的な
モノで固定しておきたかったのですが、エポキシの接着剤とかだと
その厚みもバカにならんカモしれないので、ネジロック剤を塗って
組み付けてみました。
イザ、磁石を嵌めみると、面取りが不十分だったので、1箇所だけ
ビミョーに引っかかる感じでしたが、他は割とスポット収まりました。
プラハンで軽く叩いて、事なきを得ました。あー、エガッ
ちなみに、極の向きを揃えた方が良いかと思い、脱脂しつつ
印を付けて向きを揃えてゴムマットの上に置いてから、工具本体へと
嵌めて行ったのですが、強力な磁石は微細な鉄粉とか拾いまくるので、
切り子だらけな環境では、取扱い要注意ッス!(笑)
てな事で、工具完成~。
ハンドプレスの先っちょにくっつけて、ピンで部品を押す作業を
連続して行う為の工具だそうです。
皆様からのご用命をお待ちしております。
<(_ _)>