耕耘機整備

↑点検ちうの図

力が出なくなってしまったという耕耘機整備のご依頼です。

 

↑ガス缶の図

ビビくる事に、なんとこのエンジンの燃料は、
カセットガスコンロとかに使うガス缶でした!
三菱製の汎用エンジンのようです。
普段あまり使わない内燃機の燃料として、ガスは
かなり魅力的なんでないでしょうか?
キャブがお腐れ様になってりしませんものねぇ。

でも、寒い時に缶のガスが気化しにくいという欠点も
あるそうです。ナルホド、一長一短があるものです。

 

↑整備ちうの図

で、いろいろつつき回して判った事は、エアクリーナーエレメントが
無くなってしまっていて、スロットルワイヤーは固着して全開固定。
エンジンの圧縮は5kgくらいしかありません。
ナルホド、シリンダが傷だらけとか、バルブのシートがガタガタとか
そんな事になっているのカモ知れません。

ともあれ、現状でやれる事は全てやってみましょうって事で、
お掃除&正常作動状態へ近づけるべく、作業開始。

 

↑具合の悪いスロットルリンクの図
↑以前にヒモがチョン切れたスターターの図

各部を掃除して、スロットルを正常に操作できる
状態に戻し、おNEWのスパークプラグを装着。
さー、エンジン始動だー、って感じなのですが、
以前ヒモが切れてしまったというリコイル式の
ハンドスターターが、ほとんどクランクを回せない
状態で、かなりなムキー状態。やっぱし、かかりにくい
エンジンの始動には、クランキングスピードの高速化で
挑むしかないでしょうって事で、コイツも整備。

 

↑ヒモが太くて通らないハンドルの図
↑整備完了~の図

毎度の事ですが、リコイル式のスターターのヒモ交換は
なんか苦労しちゃう感じで、今回は手持ちのヒモが若干
太くて、スターターの部品に通す時に大変苦労(笑)
若干時間食いましたが、ムリクリ通して無事機能回復。

 

↑試運転ちうの図

てな事で、全部組み付けて、エンジン始動。
無事に元気よく、回転の制御も滑らかに効くようになりました。
まー、エアクリーナーエレメントが無いので、いわゆる直キャブ
状態んなんですけどね(笑) そちらの方は、オーナーさんが
近所のホームセンターで売ってるって事で、買ってくて下さる事に
なっております。

さー、コレで実際に負荷をかけても、へこたれずに回ってくれれば
良いのですが。

皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>

 


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