↑本日のお題の図
7月から引き取り待ちになっていた車両が、明日ようやっと取りに来て
もらえる事になり、走れる状態をキープできているか点検です。
↑バッテリー充電ちうの図
ぶっちゃけ、取りに来なかった車両がどうなっていようと
コッチの知った事ではありませんが、今月走らせるというハナシも
聞いちゃったし、最後に整備したのオレだしなぁ、という思いから
ちゃんと走れる状態でお渡しする事に致しました。
モチロン、有料で。
お預かりが長期戦に移行しそうなオイニーがしてきた時点で、
一応燃料タンクとキャブの中の燃料をキレイに抜いて置いたので、
ハナシを聞いた一昨日の時点で、チョロンと燃料入れたらサクっと
エンジンはかかりました。あー、ヨシヨシと思っていたのですが、
今日引っ張り出しに行ったら、倉庫内にガソリン臭アリで、
床に少々シミができてました。
イヤ~な感じと思いながら、まずはバッテリーの充電から。
↑キャブ外したの図
↑Oリング発掘の図
↑一応お掃除の図
車両は11モデルのKTM250EXC-Fです。
燃料落としながら観察していると、どうもメインジェット下の
キャップ周辺から燃料が染みだしているような雰囲気。
あー、まー、お年頃のFCRにはタマにあるですよねぇ。
って事で、キャップのシールを交換する事に。
(思うに、キャブから燃料を抜いてカラカラにしている時間が
長いと、漏れが起こる率が高い気がするのは気のせいか?)
このフレームキャブ周辺のスペースが異様に狭く、しかもキャブの
ボディーをマニホールドに付けたまま回転もままならない程。
無理矢理グリっとやれば行けちゃいますが、どうせなら、
キャブの中も点検という事で、ボディーごと車体から降ろしました。
キャブは掃除して組み直してあるので、キレイなモンでした。
まー、一応、エアの通路を掃除し直し。
問題のキャップのシールはモチロン、全体的にシールはカチカチに
なってました。
手持ちのお宝部品在庫箱をゴソゴソやって、シールを発掘。
フロート室のベース面のシールは流石に持ってなかったので、
キレイに掃除してチョイチョイイタズラをしてから再使用。
バババーと組み付けて、イザ裏の原っぱで試運転。
↑漏れ箇所確認ちうの図
ヤレヤレ、ちゃんと走るし、コレで行けるッショ。
と、思いきや、まだビミョーにフロート室底面に燃料漏れアリ!
ベース面からもれたのかと思い、観察を続けていると
どうやら加速ポンプダイヤフラムのカバー継ぎ目からっぺー感じ。
ががーん。
コレは確実にキャブを外さないと作業出来ません。
心が折れそうになりましたが、もうサッサとお帰りいただきたい
車両でもあるので、気合いでもう一往復する事に。
↑またもや外したキャブの図
↑フタ外したの図
↑お宝コレクションと比較ちうの図
ダイヤフラムが破けていたら万事休す、と思いつつ、
分解してみると、燃料を出し入れしているシールからっぺー感じ。
お宝コレクションをゴソゴソやって、使えるヤツを発掘。
組み直して、少々熱がかかるくらい試運転。
とりあえず、漏れはとまった雰囲気♡
現在、燃料を落とした状態で漏れが無いか確認ちう。
↑今回交換したペチャンコOリングの図
てな事で、結局上の写真の部品を交換したダケでしたが、
丸々一日仕事になってしまいましたとサ。
じつわ、パイロットスクリューの先っちょのOリングが
床に落ちているのを発見して、もう一往復キャブの脱着が
あったのはナイショさ!
どうも差し込む時に落としたのに気付いてなかったらしい(汗)
後は、液モノの量を確認、タイヤの空気を調整、フォークのシールと
リアショックのロッド、チェーンに油を引いて、出発準備完了。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>