昨日、ピストン出して、カーボンで打ち砕かれた
モンテッサのピストンリング交換作業の続きです。
やはり、サラリという訳にも行かず、
ピストンも外して、ヘッド、シリンダ、ピストンの3点セットの
掃除はソコソコ真面目にやりました。
掃除してみると、結構皆さん、気合い入ってました。
まーまー、何が何でも全部カンペキにしないと、エンジンは
回らないって事では無いので、各々方が使い方にあった
満足できるパフォーマンスを発揮できる範疇で使って居れば、
ソレが正解なのだと思います。
聞けば、乗る時は週に数回乗るような事もあったんだそうで、
そこそこ整備もしながら乗り続けているのだそうです。
やはり、ホンダエンジン恐るべし、って感じでしょうか。
てな事で、バババッと組み立て。
やっぱし2stは良いすなぁ。
組み上がった所で、一応圧縮を確認しました。
こんだけあれば、問題無さそうです。
実は、分解前に計ってまして、その時は15Kくらいまで上がってました。
組み立て後の方が下がっているのは、リングの馴染み具合ってのも考え
られなくはないですが、組み付けグリースが効いていると思うので、
おそらくてんこ盛りになっていたヘッドのカーボンの体積分
燃焼室が広くなった、っての原因なのではないでしょうか。
しかし、あんだけピストンリングが固着していても、
そこそこ圧縮は上がるんですねぇ。
後は、電気周り配線、ラジエター、マフラー、キャブレター、
リアショック、燃料タンク、カバーの順番で
組み立てれば、作業完了!
(この順番でないと組み立てられなかった(笑))
無事にエンジンもかかり、先ほどオーナーさんが迎えに来て
下さいませして、一泊二日のマッハ作業で、一件落着。
エンジンはさておき、トライアルバイクの車体の組み立ては
何か独特な感じがありますなぁ。
てな事で、皆様のオートバイ遊びのお手伝い致します。
作業のご用命、お待ちしております。