Husaberg スイングアームピボットベアリングセットアップ

↑圧入ちうの図

1999年式フサベル FC501のスイングアーム交換ちう。
なんと、新品です。

 

↑旧スイングアーム観察ちうの図

で、スイングアームったら、ピボットのベアリングの出し入れが
一番面倒。バイク全体で考えても、ベアリングやらシールの打ち込みでは
ココが一番大変なんでないかと。

さて、どうやって作業するべーってのもありますが、
ベアリングをどのくらいの深さまで入れちゃって良いのか、
イロイロ悩ましい条件がありますわねぇ。

今回は、スラストを受けているベアリングは無く、
各端面同士ば絶妙~なクリアランスで、って考え方で組み立て
られているようです。

てな事で、ベアリングセットのスパンはなるべく広くって事で。

 

↑道具完成~の図
リバーシブル仕様
↑ベアリングと道具とシールの図
↑ベアリングドライバーとして使用ちうの図
↑シールドライバーとして使用ちうの図

お次の問題は、はて、どうやってベアリングを打ち込むのか。
ひっぱたくという手もありますが、できればやりたくありません。
左右2個づつ入るので、内側から打ち込む時に
ひっぱたくのも大変です。

油圧プレスに門形のステージが組めれば行けるんでないかい?
って事で、ウチにあるモノを見渡して、イケそうなモノを総動員。
プレスで押せそうな事が判ったので、お次は押す道具作り。

ベアリングとシールを4セットですので、効率よく、かつ確実に
作業を進める為、アホでも作業できるような道具を作ってみました。
裏表で、ベアリングとダストシールが打ち込めるように
してみました。あとはただ押し込めば、勝手に狙った深さまで
押し込める仕様。

  

↑端面処理ちうの図
↑面出したの図

さー、道具が出来たので、いよいよ打ち込みだー
と、思ったら、なんかスイングアームの端面が何かにゴチンと
当たったようあ後があって変形していたので、オイルストーンで平滑に。
ベアリングが収まる穴のとば口も面取りして、スムーズに
モノが収まるように下準備。

 

↑ベアリング挿入ちうの図
↑ベアリング入るの図
↑シール入るの図

まずは試しに、作業が楽な外側で。
上手い事行きましたが、やっぱゴムのシールは弾性があるので
ドライバーから突き出し分だけチョッキリ沈むって訳には
イカンかったので、シールドライバー側の形状を少々修正。
良い感じの深さ、かつ面と平行に入れる事でできました。

 

↑内側打ち込みちうの図
↑全数打ち込み完了~の図

作業の環境が整った所で、作業開始。
残り3セットもマッハで完了。
段取り9割五分の作業5部って感じですが、
コレがムリクリやってハマるとめんどくせー事になる上に
仕上がりもイマイチになる事を考えれば、無駄ではないかと。

さ、スイングアームピボットは収まりましたが、
まだリアショックのピボット部分が残っております。
コレがまたみた事ない面白い構造。
話が長くなりましたので、続きはまた後ほど。

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