ドゥカティ ムルティストラーダ1200 パイクスピークの
フロントタイヤ交換のご依頼です。
この車両は、残念ながらセンタースタンドが付いてないので、
ホイルを外すのにどうしたモンか考えましたが、
エンジンハンガーで一本吊り作戦にて対決。
コレは上手い感じで安定して持ち上がりますが、
如何せん作業スペースが狭いのと低いのが辛いッス(贅沢だー)。
作業台の上でどうにかならんモンかのぉ~、といつも思う。
さて、本題のタイヤ交換前に、ホイルを外すに当たって、
320mmのディスクに、ブレーキホースのバンジョー2階建てな
状態のキャリパーが出てくるのか心配でしたが、
思い切りピストンを戻してブレーキパッドの隙間を広げると、
ブレーキディスクを外す事なく、ギリギリで外す事ができました。
あー、もう、傷つけたらヤバそうなヤツに限って、
こういうギリギリな組み合わせだから怖いよなぁ。
(余裕なくて、写真まったく撮れてません(笑))
タイヤ交換自体は、特に苦も無く、サクっと完了。
タイヤチェンジャー様々でございます。
バランス調整は、ぬわんと、元々付いていたバランサーウエイトを
引っぺがすと、2gのアンバランスに収まりました。
エンケイ製ホイルとピレリ製タイヤの良く出来ている事よ!
タイヤ交換が終わると、ホイルのハブベアリング周辺を
掃除してグリスアップ。お高級なフォークを磨き、
ひととき、オーター的気分を味わってから、
恐怖のキャリパー組み込みを乗り越え、ホイルを組み付け。
最後に、オーナーさんご自身でチェンジペダルを交換しようとしたら
ナメてしまったというボルトを外し、社外お高級ペダルを組み込んで
作業終了~。
うむ、特に問題なく終わって良かったx2。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>