Husaberg FC501 のカウンターシャフト部分からの
オイル漏れ修理です。
シールのリップも減っているし、ブッシングのシール摺動面も
溝が深いし、シャフトとブッシュの間のOリングも潰れているしで
こらー部品交換するしか無さそうです。
で、今回は99年式のシリンダがクランクケースと分割できるタイプの
エンジンのヤツなのですが、メーカーからの部品の手配は
すでに厳しかろうって事でハナから諦めて、シール類は使えそうな
市販品を使い、ブッシングは作ってみました。
ちょいと時間がかかりましたが、使えそうなオイルシールとOリングの
入手に成功。早速交換作業です。
まずは、古いオイルシールを外します。リップ部分が減ったのか、
凹んだのか判りませんが、径がかなり大きくなっております。
ちなみに、古いシールのまま、新しく作ったブッシングを入れて
走らせてみましたが、一応オイルの漏れは止まってました。
自分の車両であれば、この方が摺動抵抗が小さくて良いとも思いますが、
またマッハで漏れてきちゃうとお客様はガッカリだと思うので、
今回は交換という判断でございます。
で、新しいシールの打ち込みです。
まずは、どのくらいの深さまで打ち込んで良いのやら確認。
ケースの端面よりも1.5mmほど浮かす感じでが目標値と
なりましたが、当然上手く目標値どおりベアリングと平行に
打ち込む自信はありません。シールを斜めに打ち込みたくはないし
ベアリングのインナーレースにぶつけたくもないので、
素直にシールドライバーを作って対応してみました。
てな事で、交換作業完了~。
ちょっと長めにご近所を一回りな試運転を済ませ、
ただ今油漏れの様子見ちう。今のところ漏れてきてねース♡
部品の出ないような車両も、場合によっては
どうにか出来るカモしれません。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>