CB190SSメインキーシリンダー接点不良修理

↑作業ちうの図

ホンダ CB190SS、メインキーをONにしても、
燃料ポンプが回ったり回らなかったりするトラブルの
修理です。

  

↑外したメインキーの図

笑える事に、シリンダを回す位置を、ビミョーに調整すると
ちゃんと全ての回路が導通して乗れるのだそうです。

もう勝手に、メインキーシリンダー内の接点不良だと
決めつけて、ビシバシっとキーシリンダーを外してしまいました。
ムカつく事に、ビミョーに隙間が足りなくて、トップブリッジを
浮かせないと出て来ません(笑)

ちなみに、この車両は甥っ子のものなので、最小の手間で
容赦無く作業です!

  

↑カシメ解除ちうの図
↑出て来た接点の図

外れたキーシリンダを見てみると、なんと接点が載っている
ベースプレートは、アルミ鋳物製のボディーの端面に
カシメて固定されておりました。さー、困りました。

お客様の品物であれば、無茶は出来ませんが、甥っ子のヤツ
なので、容赦なく広げて基盤を出してしまいました。
案の定、胴の接点は緑青のようなものや、黒いコゲのような
物で覆われしまっており、おそらくコレらが回路の導通
不良の原因なのだと思われます。

 

↑割れてしまったボディー端面の図

さー、接点も磨いて組み直そうと、ベースプレート
カシメ直している最中に悲劇は訪れました。
なんと、ボディーのカシメていた薄い部分が広範囲に
割れて取れてしまいました(笑)
はー、サテ、どうしたモンかと、内心カナリ焦りましたが
甥の手前動揺を見せる訳には行きません。叔父の威厳(?)を
保つべく頭はフル回転。ケツカッチモンモードで
リカバリー作業頑張りました(爆)

 

↑ボディー作製ちうの図
↑ベースプレートの突起合わせ溝加工ちうの図
↑固定用ネジ穴加工ちうの図
↑キャップ完成の図

人間、追い込まれればヤレるモンです(笑)
恐ろしい勢いで、キーシリンダに接点のベースプレートを
固定する為のキャップ完成!

 

↑キーシリンダ端面加工完了の図
カシメ用の薄肉部分は全てカッ飛ばしました
↑ベースプレート装着の図
↑合体!の図
↑固定用イモネジの図
↑車体へ組み付けの図
↑キーシリンダとヘッドライトカバーのクリアランスの図

我ながらビビるくらいにピッタリな寸法で加工できて
いたようで、超絶クリアランスで組み付ける事に成功。
最後にベースプレートとキーシリンダの組み合わせ角度を
調整して、イモネジでキャップを固定すれば、無事に
電極をキーシリンダのオケツに固定する事に成功!
奇跡的にどこにも干渉する事なく組み付けもできて
機能も全て復元できました。

オレってスゲー!(笑)

 

↑折れちゃったウインカー復元ちうの図
↑出て来たエンジンオイルの図
↑作業完了~の図

更に、跨がる時に蹴飛ばして折れてしまったという
ウインカーのボディーに、1.5mmの溶接棒を骨として
突き刺して継いで、エンジンオイルを交換。
ドライブチェーンの調整と給油に、タイヤの空気圧を
調整して作業完了~。

ウインカーはサラッと書いてますが、ウインカー自体を
外すのに、車体のカバーをかなりバラバラにしないと
いけなかったりして、14時頃にやってきた甥っ子は
19時過ぎにようやく解放されて帰路についたのでありました。

ダメ人間、追い込まれればヤれるんデス!(意味不明)

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