ヤマハ XS650Special、ながい事スッタモンダやってきましたが、
ようやっと割かし普通な感じになりました。
過去イチパワフルに、かつ安定してエンジンが回るようになり、
なにより振動が激減しました。状況から想像するに、今までは、
左右のシリンダでそうとうバラバラな調子で回っていたのかも
しれません。
2000回~3000回転くらいの間で、ガバガバとスロットルを
大きく開けて、ブーブーとショートシフトで加速させて行くと
大変気持ちが良い♡
てな事で、最後の仕上げにエンジンオイルのストレーナー交換です。
さて、こちらの車両、試運転ができるようになってすぐに、
フィルター類はそのままに、エンジンオイルだけは交換して
あるのですが、出て来たオイルはなかなかな汚れップリ。
フィルターも、あんまり見た事ないような状態でした。
まー、元々洗油のようなつもりで交換したオイルなので、
こんだけ汚れが出せて大満足。想像以上に良い仕事してくれました。
ドレンボルトの磁石も、綺麗に掃除して組み直しているハズ
なのですが、もうすっかり鉄粉まみれ。
ナニゲに紙のガスケットが入りマクリで、剥がすの大変。
クランクケースの底面に専用のフタがあって、
そこを外すと、超デカいストレーナーが出て来ます。
デカいだけあって、オイルフィルターほどは目立ちませんが
結構ゴミが詰まってます。
昔ながらのゴツイ紙のガスケットが、超硬くなっていて
剥がすの大変(笑)
それ以前に、沈殿したゴミが溜まりまくりの、外面も
汚れまくりで、ガソリン漬けにしてゴシゴシ洗いマクリ。
ガスケットは、粗く削ったところで、リムーバーの液を
染みこませてしばし放置して、やっところ剥がれました。
ナニゲのバリがスゴくて、面取りしまくり。
なんだかんだで、1時間以上格闘して、ようやっとお掃除完了。
やっとこ組み付けられる状態になりました。
フィルターの類いは、ボルトで締め付けて固定するのですが、
フィルターの構造が結構きゃしゃなので、そーと締め付けないと
フィルター自体がどんどん変形して行っちゃう感じ。
マニュアルを見ても、締め付けトルクの指定は有りませんでした。
結構怖ぇす。
てな事で、大変長々と作業してきましたが、
最後に完全にエンジンが冷えた状態からの始動状況を
確認して、問題なければ、一旦オーナーさんの元へ戻して
乗り回してもらい、問題が発生すれば、都度対応して行く
という感じで予定です。
ぶっちゃけ、まだまだツッコミ所満載なのですが、
それは追々、コツコツと仕上げて行けば良いのではないかと
考えております。
いやー、ここまで手間かかると、かなり愛着湧いちゃってます(笑)
皆さまからの作業ご用命をお待ちしております。
<(_ _)>