燃料ポンプの不具合で、エンジンが不動になってしまった
と思われるヒョースンGT250R、部品が届いたので、いざ勝負！
てな事で、仮組してあった燃料タンクを車体から取り外し。
古い燃料ポンプを外し、新しいポンプを取り付ける為の準備。
タンク内部の錆びの補修剤が、ポンプ取付け面にも流れて
しまっていたので、まんずお掃除から。
そして、この日の為に乾燥させておいたタンク内。
なるべく錆びのカスを吹っ飛ばしまくります。
一応、ポンプ単体で車体に組み付けて、ちゃんと動くか確認。
壊れたヤツも、モーターは回ってたので騙された感MAXでしたが、
まさか新品が同じ状態って事ぁ～ねぇと思うので、
燃料に浸けてまでの確認は行いませんでした。
念のため、燃料ホースもおNEWに交換。
全然たいした値段じゃないので、良きタイミングで迷わず交換。
で、抜き取った燃料、ビミョーに浮遊する錆びを紙で濾してから
タンクに戻し、セルフスターターのボタンをポチっとな。
見事エンジンは始動したのでありました♡
しばらくエンジンをかけっぱなしにして、燃料漏れの確認。
問題無～し。
エンジンは始動したのですが、アイドリングが妙に高いし、
小開度のスロットル操作で不安定だし、回転の落ちも遅くて何か妙。
最初はマフラーが替わっている為かと思いましたが、
よく観察すると、前バンクのスロットルが全閉状態でも
若干開きっぱなしになってました。
スロットルワイヤーの取り回しもダイナミックで、スロットルホルダーから
出てすぐの所でアウターが折れちゃっていたので、出来る範囲で
取り回し変更。まー、コレがトライ＆エラーでルートを見つけるしかないので、
えれぇ時間かかるのですが。
スロットルは確実にストッパーに当たるまで戻るようにして、
前後バンクの開き始めのタイミングを同期。
ワイヤーやチューブは何となく納まり良いトコロを見つけて
エンジン始動。うむ、満足。
良い感じにエンジンが回るようになったかと思います。
最後に外装を組み付けて、この度の作業完了～。
いやぁー、お話頂いた時は、上手く直るのかスゲー不安でしたが、
早い段階で原因っぽいモノが特定できて、ソレが当たりだった
幸運にも恵まれ、割とアッサリと不具合解消。
更に微調整もさせて頂いて、以前よりもグッと機嫌良く
エンジンが回るようになったかと思います。
余談でございます。
ワタクシ、ヒョースン車の整備の経験はまだまだ少ないのですが、
ナニゲにこの空冷エンジンシリーズの本体の信頼性の高さというか、
頑丈さというか、ナンダカンダ不具合の原因は周辺部品で、
本体はスッカリなんとも無いって印象が高まって参りました。
今やかなりデカいエンジンに思えますが、やっぱ空冷ってのは好感触♡
現行機種の時期輸入予定モデル、GV250DRAにも同じエンジンが
積まれているようなので、コレは案外良いモノなのでありますか？
マ・クベ大佐もビックリな仕上がりを期待致しましょう。
皆様からの作業ご用命をお待ちしております。