YAMAHA XS650 フロントブレーキ整備

↑フロントブレーキマスターの図

30年寝かせたという、ヤマハのXS650の整備進行ちう。
今回はフロントブレーキです。

 

↑出て来ないピストンの図

フロントブレーキは固着してしまい、車体は転がらなかったそうで、
お預かり時にはブレーキパッドが外された状態でした。

もうここまで来てしまうと、錆びで部品が傷んでいる事が多く、
お腐れ物質を取り除く作業に手間がかかりすぎる事や、
細かく部品を集めると、案外積み上がってしまう事から、
丸ごと交換の方が経済的だったりします。
今回も当然その方向で行きたい所ですが、残念ながら同じ外観で
丸っと購入できそうな部品が今のところ見つける事はできておらず、
こらもう探す方が面倒くせぇって事で、手間は無視して一か八か
丸っと気合いのお掃除路線を試してみる事に。

サラッと分解してみましたが、なにもかも固着していて、
当然ピストン関係は動きません(笑) ぬけません(爆)

 

↑マスターシリンダ意外の分解成功の図
↑第一開戦終了の図

てな事で、セオリーどおり(?)動かないモノは暖めるって事で、
ヤカンに目一杯お湯を沸かして、熱湯をぶっかけてふやかします。
経験的に、コレが一番品物を傷めない気がします。

キャリパーのピストンも動きませんでしたが、マスターのピストンは
ビクともせず、スッタモンダやってどうにか分解。
部品の外、内問わず、フルードが変質したお腐れ物質でビシバシっと
固められており、剥がすの超大変でした。

 

↑お掃除完了~の図

3回お湯を沸かして、手がふやけた後カサカサになった頃、
ようやっと、なんとなくお腐れ物質を取り除く事に成功。
濡れている時はキレイになったように見えているんですけど、
乾かすと、実はまだ残ってましたってパターンが多いッス(涙)

 

↑組み立てちうの図
↑組み方が良く判らなかったブレーキパッドの図
↑フルード充填ちうの図

てな事で、後日部品を購入する予定のものも、とにかく全部
キレイに掃除してみました。
さすがには昔のゴムパーツ。異様に頑丈なようで、未だに
弾性を保ち、ヒビ割れもありません。コレはもしや、まだ使える
かも知れないという興味から、一旦組み立ててみる事に。

途中、キャリパーを組み立ててから、パッドを組み込もうとしたら、
どうやっても上手く組めず、しばらく悩みました。
どうやら、先にパッドをベース部分に組んでから、ピストン部分を
被せないと組めない構造のようです。
見慣れない古いモノと新しいモノは同じようなモノですねぇ(笑)

 

↑油圧経路内加圧状態キープちうの図

フルードのエア抜きがおわり、しばらく放置しましたが、
フルードの漏れは確認出来ません。なんか使えちゃいそうな
雰囲気バリバリ(笑) とりあえず、ブレーキレバーを思い切り
握りッパな状態をキープして、一晩放置してみようと思います。

ともあれ、どうやらボディー関連はまだ使えそうなので、
ゴムパーツとピストン類を手に入れて交換、という方針で
イケそうであります。あ、あとホースも交換したいッスね。

まだまだ、つづく。

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