カテゴリー
エンジン 岡本日記 過去のお仕事紹介

2005年2月1日 今日の作業場風景

 今日はスゲー寒い一日でしたね。またしても風邪気味なのか、体調不良気味です。
まったく何回風邪を引けば気が済むのでしょう????

 本日も事務仕事の続きです。しかし、夕方にはすっかり飽きてしまいもう我慢できなくなって、パンダちゃん2号の
エンジン組み立て作業をちょこっとだけ進めました。

↑ケースの内幅測定中

 今回はクランクケースの内幅と、中に収まる物の幅を計り、適正なクリアランスになっているかを確認しました。
測定の結果、ミッションのメインシャフトが0.1mmオーバー、カウンターシャフトは0.25mmアンダー、シフトドラムは0.3mmアンダー
となっている事が判りました。アンダーなのは適当なシムを挟めば良いのですが、オーバーなのは参ってしまいました。
 で、削れる部分は無いかとメインシャフトを分解してみると、左側の一番外側に配置されている2速ギアがちょっと見慣れない
組み方をしている事に気が付きました。

↑矢印の部分が当たってめくれています

2速ギアはシャフトのスプラインに収まっているのですが、スプラインの端部がテーパーになっていて、そこへ押しつけて
ギアの位置を決めているようなのです。で、シャフトのスプラインのテーパー部分は角が取られておらず、またギアの方の
テーパー部分も同様で、角同士が当り、乗り上げてあげくにつぶれてささくれておりました。
と、言うことは、ささくれた部分をきれいにして角を丸めれば、もう少し奥までギアが入り、結果としてメインシャフトに組まれる
ギアの総幅は狭まるという訳です。2速の隣の6速ギアとのクリアランスもバッチリ余っているので、2速が内側へ寄っても
問題なしのバッチグーです。

↑当たりのきついテーパー部分の角を取ってみました

 で、早速砥石でガリガリやりまして、ギアを納めてみるとなかなか良い感じ。でももうちょっと角を落とさないとピッタリは
収まらないようです。この時点でのギアの幅ももう少し狭くなってくれるとバッチリって所まできてましたので、ちょっとだけ
プレスで押してみました。結果、う~ん、ちょっと押しすぎちゃったかも~、の0.2mmアンダーになりました。
でも、まぁまずまずかなって事で、今回はこれで組んでみる事にしました。
 カウンタシャフトの方も、手持ちのシムで内径の合う物が無く、作るにも薄すぎるので、今回はこのまま組む事にしました。
次回までに良さげなサイズのシムを物色しとくのが課題ですね。 と、言うことで、パンダちゃん2号のエンジンは現在ヘッドが載っかる所まで作業終了。どうせまだ来てない部品もあるので、
ボチボチ進めて行くつもりです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です