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直線番長になっちゃったかも

↑フランジ完成の図。ちゃんとスプリング用フックも付けましたゼ。
あとはこの隙間を埋めればシェルは完成です

 さて、先日から作業を進めていたFSのサイレンサーですが、火曜日の晩についに完成致しました。
ついにお披露目ですっ!

 まずはエキゾーストパイプとの接合点のフランジをφ60の7N材から削ります。ほとんど捨ててしまうことになり、
あーもったいない。せっかくに捨てる肉があるので、接合部分を引っ張るスプリングの取り付け穴もちゃんと付けました。
 これでスタート地点は出来ましたので、後はゴール地点のサイレンサー入り口に向かって管を伸ばすだけです。
角度と長さを合わせながら中間パイプをつくります。

↑面倒なので、3本の管で隙間を埋めます。カクカクのシケインになっちゃいました

 ここまでくればパイプ同士の接合角度を決めて、うりゃーっと溶接してしまえば、サイレンサーのシェル部分は全て完成!
後は、パンチングメタルで中のパイプを巻いてグラスウールを詰め込めば、ついに完成!

↑ここまで来るのに、どれだけ時間を使った事か。サイレンサーを作るのは手間かかりますねぇ。

 出来上がった物をみると....、まぁ~、見てくれ悪いっすねぇ。あり合わせの物ででっち上げたとはいえ、
絶対に売り物にはなりませんなぁ。
しかし、サイレンサーを部品から作ったのは今回が初めて。何とかなるもんですなぁ。大変満足満足。

 ちなみに重量はSTDが2440g、今回作ったのが2400gでした。結構重たくなっちゃいましたね。
 STDのサイレンサーはKTMのEXC-R用の物を勝手反対にしたと思われる形状でだったので、
無理矢理EXC-R用のストレート排気仕様の物を取り付けて走ってみたのですが、イマイチ変化に乏しい感じがしました。
そこで今回のサイレンサーのコンセプトは排気口を大きくしつつ容積を増やす事としました。
排気口はSTDの30mmに対して46mmとして、胴体は円周長で1.2倍、全長で1.1倍にしてみました

↑こうやってみると、わりとマトモに見えますが、実物は超イビツです。写真って恐ろしい....

 で、実際に走らせてみた感じですが、思ったとおりSTDの口径でストレート排気の物よりも断然トルクアップ!
スロットルを開けてから一拍おいてから力が出る感じだったのが、リニアに反応するようになり、
笑顔が止まらなくなります。ちょっと大げさですが、一速下のギアで加速している感じになりました。
しかも、排気音は想像よりもはるかに小さく、低音はとどろきますが、公道で使っても非常識なレベルではないと思います。
 しかし、STDのセッティングのままでは、やはりミックスがかなり薄くなってしまったようなので、
本日メインジェットを10番手上げてみました。まだちょっとしか乗ってませんが、その結果は....、

直線番長ここに見参!

って感じでした。得に中回転からの伸びはすばらしく、4速から今までの感覚で開けて行ったら、
いつも以上にフロントが持ち上がり、久しぶりにマジメにまくれそうになりました。(あー、怖かった)
ここ最近ではしばらく味わっていない加速の仕方でしたねぇ。

 イヤ~、こりゃーエーモン作っちまった。でも泥んこの上だと走りずらそうなんだよなぁ.....。

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