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サスペンション 過去のお仕事紹介

KTM 950 ADVENTURE サスペンションショートストローク化

↑作業前

 04 KTM 950 ADVENTUREのサスペンションショートストローク化作業を行いました。
 オーナーは身長170弱で体重が55kgしかなく、STDの状態ではリアショックはほとんど動かず、
足がつかなくておっかないという状態でした。
オーナーとの実車を測定・調整をしながらの検討の結果、今回は前後30mmづつのストロークダウンと
してみようという事になりました。
 ちなみに、こちらの作業に着手して半年くらいになりますが、未だに進行中の作業です。

↑作業後 同じ状態で撮影していないので、わかりにくくて申し訳ありません。箱も付いてるし....。
(後日撮影してアップ致します)

 見てのとおり、パッと見はほとんど判らない感じですが、この状態でスタンドも30mmカットしています。
(それでもおっ立ち気味なので、もう少し切っても良かったかも知れません)

↑リアショックスプリング用のスペーサーカラー
柔らかいスプリングを切って目標のレートに設定しており、短くなってしまった分にはスペーサーを入れて調整します。
ロッドエンド部分の径がシリンダ径よりも大きく、ボディー組み立て後にスペーサーを組み込む事が出来なかった為
二分割式としました。

 スプリングは柔らかい物を新たに購入し、カットして使用しました。フロントのレートはSTDとほぼ同等とし、
リアは2割弱程度落とした設定にしました。
 こちらの車輌は、現在もより良い設定を求めて調整を繰り返しており、いままでプリロード調整はもちろん
スプリングのレート調整も数回行っています。今後はもう少しリアのストロークを伸ばし、スプリングも固めに
してプリロードを抜いてみるなんて案も出ています。

 この手の作業は絶対に一発で決まるという事はありませんし、他の人と同じ設定という事もあり得ません。
使い方に合った最善と思われる設定を見つけるためには、気長に地道な作業を進める必要があります。
もし同じようにしてみたいと思われる方がいらしたら、焦らずにじっくりと取り組んで下さい。
当店でよろしければ、いくらでもお手伝いをさせて頂きま~す。

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