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エンジン 岡本日記 過去のお仕事紹介

2005年1月23日 今日の作業場風景

↑バルブと燃焼室のカーボンを取り除いたところの図

 本日の作業は、ついにお客寄せパンダちゃん2号ことFS650eの部品が来週早々に到着する
との事で、ボチボチエンジン組み立ての準備に取りかかりました。

 まずはクランクの芯出し作業からはじめたのですが、現状を計ってみて度肝を抜かれました。
当方では片側の軸を基準に、反対側の軸にダイアルゲージを当てて計るという方法と取るのですが、
末端で0.37mmも降れているではありませんか! これには我が目を疑いましたが、目で見て判る
くらいにブンブンのたくっているを見て、これは現実なんだと受け入れる事ができました(爆)。
こんな状態でもエンジンってまわるんですねぇ。(って言うか、こんなんで出荷するなー!とメーカーに言いたい)
 今回は軸がエキセトリックにもなってましたので結構苦労しましたが、気合いで0.01mm程度の降れまで
もってくる事はできました。いやー、くたびれました。
元が元だけに、分解前に比べれば、さぞ振動が減ってスイ~っとまわってくれるようになる事でしょう!

 次にシリンダヘッドの整備に取りかかりました。まずは分解してバルブにこびり付いたカーボンを
落とします。このエンジン、631km 13.7時間運転しているのですが、イッチョ前に頑固なカーボンが
びっちりくっついてます。インテーク側もバルブとシートの当たりが良く無かったようで、一部カーボンだらけに
なっておりました。こういうの見ちゃうと、やっぱし新車の時に組み直しておくべきだったかなぁとか
思っちゃたりします。

↑ついでにポートのバリや段差もチョビチョビ削っております
今日は排気ポートなので、排気ガスになった気分で.....

そうこうしているうちに本日はタイムアップ。また明日もがんばります

 そうそう明日は運転免許証の更新に行って来ますんで、半日さぼりまーす。

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